エンバイラマ館【白亜紀ゾーン】


エンバイラマ館の入り口から洞窟へ突入すると、
まるで、中生代へタイムトリップしていくような感覚で冒険の世界へひき込まれていきます。洞窟の途中には、湖の底があり、ディプロミスタス等の古代魚がコンピュータグラフィックスで復元され、あたかも泳いでいるように見られます。さらに上っていくと、イグアノドンの巣、中生代の昆虫ロボットが棲む森などがあり、いよいよ中生代・白亜紀の北九州を再現した360度体感型のジオラマにたどり着きます。
このジオラマには、マメンチサウルスやディロングなどリアルに動く恐竜ロボットや植物、昆虫、小動物が展示してあり、ある一夜の様子を環境照明や映像で演出。可能な限り、中生代の環境の中で、実際に体感しながら展示が見られるようになっています。
白亜紀前期の湖の復元
魚類化石からコンピュータグラフィックスで魚類を復元し、約1億3000万年前に北九州にあった湖の様子を再現しました。泳ぐ魚をぜひ御覧下さい。
石灰岩柱の形
この時代には、平尾台の石灰岩はまだ花崗岩マグマによる熱変成を受けていませんでした。そのため、当時の石灰岩柱は、羊のように丸っこい現在の形とはちがって、ギザギザとした秋吉台型の石灰岩柱をつくっていたと推定されます。
コハクの中の昆虫
コハクは化石になった樹脂です。しばしば小型の昆虫や動物が含まれ、保存状態が良く、DNAの抽出が可能なこともあります。この標本は約4千万年前バルトコハク内のキノコバエの一種です。
イグアノドンの巣
恐竜は卵から育ちます。イグアノドンの巣は植物の醗酵を利用してあたためられます。
マメンチサウルス
マメンチサウルスの長い首は、一か所から広い範囲の植物を食べるのに役立ちます。
ベロキラプトル
ベロキラプトルは小型の肉食恐竜です。素早く動いて敵をおそいます。
ワキノサトウリュウ
福岡県で発見された大型の肉食恐竜です。体長は10メートル以上もありました。
ディクチオザミテス
ソテツに似た裸子植物で、中生代にのみ生育していました。植物食恐竜が好んで食べていたと考えられています。